禊(みそぎ)の地
古くから伊勢神宮参拝に訪れる人が身を清める禊(みそぎ)の地である伊勢二見。この地に打ち寄せる波は、常世の国から最初に届くと信じられてきました。「二見興玉神社 夏至祭禊」では、夫婦岩の間から現れる日の出とともに、毎年たくさんの方が祈願されています。
二見興玉神社の夫婦岩をはじめ、自然と歴史が残る町 伊勢二見。
伊勢神宮とも大変ゆかりのある地です。
古くから伊勢神宮参拝に訪れる人が身を清める禊(みそぎ)の地である伊勢二見。この地に打ち寄せる波は、常世の国から最初に届くと信じられてきました。「二見興玉神社 夏至祭禊」では、夫婦岩の間から現れる日の出とともに、毎年たくさんの方が祈願されています。
神にお供えするお食事「神饌(しんせん)」において、欠かせない御塩。伊勢二見の御塩殿神社では、伊勢神宮の御塩が作られています。その歴史は長く、約1800年前に御塩作りの地として、伊勢の地を訪れた倭姫命(やまとひめのみこと)によって定められたと言い伝えられています。
純国産自然海塩「岩戸の塩」は、二見神前海岸の淡水と海水の混じり合った満ちた潮のみで作られます。添加物は一切使用で、ミネラルも豊富。まろやかで甘みのある味わいが特徴です。元々は老舗旅館 岩戸館の女将さんが体調を崩した家族の体質改善のために、自家用の塩を台所で作り始めたのが「岩戸の塩」製造のはじまりです。汲み上げられた海水は薪を焚べた鉄平釜に注がれ、職人がじっくりゆっくりと煮詰め・焼き上げます。
伊勢二見には、猿田彦大神を御祭神とする二見興玉神社の夫婦岩があり、全国的にも名が知られています。夫婦岩は、高さ9mの「立石」と高さ4mの「根尻石」から成り、全長35mの大注連縄が張られています。夫婦岩の注連縄は鳥居の役割を担い、常世の国と現世を隔てる結界であるとも言われています。また、東北方面の沖合約700mの海中には御神体の興玉神石があり、猿田彦大神をお迎えした霊石として伝えられています。
伊勢神宮とともに、伊勢二見は観光地として訪れる旅人をお迎えしてきた歴史があります。明治20年に建てられた国指定重要文化財「賓日館(ひんじつかん)」では、伊勢二見の時代の軌跡を建物や資料で伝えています。
伊勢二見の海岸沿いには松林と海の光景が広がり、打ち寄せる波の音に耳を傾けながら、散歩を楽しまれる方も多いです。また、伊勢二見は医療を目的とした海水浴発祥の地海水浴発祥の地でもあり、明治15年には日本第一号の国指定海水浴場として登録されています。
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